2015年7月1日 | オスグッド・シュラッター病,使いすぎ,栄区 |
こんにちは。
かないわ鍼灸整骨院の藤井です。
梅雨に入り、シトシト・ザーザーと雨が降っていますね。
蒸し暑かったり、肌寒く感じたりとせわしない陽気となっておりますが、
皆様、体調はいかがでしょうか?
今回のブログは、オスグッド・シュラッター病というスポーツ障害についてお話ししたいと思います。
オスグッド・シュラッター病とは
スポーツをしているお子さんに多く見られます。特に成長期の男の子に多く、成長痛とも言われることもあります。
膝の下の部分が出っ張ったり、膝を曲げると痛みが出るといった症状がみられます。
膝下の痛みが出る部分を『脛骨粗面』といいます。成長期の子どもの脛骨粗面はまだ軟骨部分が多く弱いので、激しい運動などにより、繰り返しの負担で、脛骨粗面に炎症が起こってしまいます。
重症になると、骨や軟骨の一部がはがれてしまい、激痛を伴う事もあります。
なんでなるの?
・激しいスポーツをする方
・筋肉に柔軟性がない方
・体が固い方
・同じ動きを繰り返しする方
大きな原因は『使いすぎ』です。
部活で頑張ってしまい、身体が回復する前にまた、負担がかかってしまうと、オスグッドの症状がでてきます。
使いすぎに加え、上記の項目に心当たりのある方はさらに注意が必要です。
十分なケアを行ないましょう。
四頭筋だけの治療でいいの?!
痛みが強く出ている時は、まずは、身体を休めましょう。
お子さんの回復力は驚異的です。
疲労している筋肉は、お風呂にゆっくり入ったり、ぐっすりと睡眠を取る事で回復していきます。
さらに加えるといいのは、
ストレッチやマッサージです。
特に太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)。
大腿四頭筋は脛骨粗面に付着しておりますので、大腿四頭筋が固くなればおのずと、脛骨粗面にも負担はかかってきます。
というのが、どこの治療院でもやっていることですが、
当院ではグローブタイプの電気治療を行う事で、筋肉の緊張をほぐしていきます。
しかも、大腿四頭筋のみにアプローチするのではなく、
足の接地が行われる足裏から見ていきます。
アーチがどうなっているのか、ふくらはぎがどうなっているのか、
太もも、おしり、腰、股関節、膝関節・・・。
すべてが関与しているんです。
それを分からないで、大腿四頭筋のみを治療していても
よくなるものもよくならないんです!
全体のバランスを診ながら治療させて頂いておりますので、お気軽にご相談下さい。
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