2015年12月17日 | 肘の痛み |
こんにちは。
かないわ鍼灸整骨院 副院長の川原です。
私ごとではありますが、12/29(年内診療)をもって退職させて頂く事になりました。
今まで治療を受けて頂いた方や、ブログを読んで頂きありがとうございます。
退職日まで精一杯努めさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
今回は肘関節についてお話しさせて頂きます。
スポーツでは頻度の高いケガ・障害が起こります。
1 野球肘・ゴルフ肘(内側上顆炎)
ボールを投げすぎることによって生じる肘の障害を野球肘といいます。
投球時や投球後に肘の内側が痛くなり、肘の曲げ伸ばしが悪くなり、
痛みによって動かせなくなることもあります。
ゴルフスイングのしすぎでも同様の痛みが発生する事があります。
肘の内側(内側上顆)には前腕から複数の筋肉が付着していて、
ボールを投げたりゴルフスイングをする際に筋肉や腱に負担がかかり炎症・痛みが出ます。
処置の基本は安静・アイシング・電療・固定・フォーム指導・ストレッチなどを行います。
また、全身の歪み(特に腕周り)を改善させるのも有効です。
2 テニス肘(外側上顆炎)
テニス中の特にバックハンド時に肘の外側に痛みが走ります。
指や手首を反らす時にも痛みが出現します。
肘の外側(外側上顆)には前腕から複数の筋肉が付着していて、
テニススイングの際に筋肉や腱に負担がかかり炎症・痛みが出ます。
処置は野球肘・ゴルフ肘同様です。
3 肘内障
2~4歳くらいの幼児が手を引っぱられた時に肘が脱臼しかかって、
急に泣きだし腕を下ろして動かさなくなることがあります。これが肘内障です。
この場合は整復するとすぐ動かせるようになります。
ただし、再発しやすいので腕を引っぱらないように気をつけて頂く事が大切です。
4 肘部管症候群
肘の内側で神経(尺骨神経)が圧迫されたり牽引されることで発症します。
症状は手指の痺れ感や筋力低下などが起こります。
原因を取り除く事が出来れば症状は改善していきますが、長期間この症状が
続きますと完全には治らず症状が残ってしますことがあります。
○その他にも肘にはいろいろな症状があります。
○自己判断により症状が悪化してしまう事もありますので気をつけましょう!
○ケアは症状によって異なりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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