2015年10月17日 |
こんにちは。
かないわ鍼灸整骨院の藤井です。
だいぶ肌寒くなってきましたね。
朝晩は寒く、日中は暑いと身体の調子がなかなかでてこないものです。
皆様、体調はいかがでしょうか?
今回のブログは、鵞足炎というスポーツ障害についてお話ししたいと思います。
鵞足炎とは
膝関節の内側から下にかけてのズキズキとする痛み、腫れなどの炎症症状を伴います。
スポーツをしている方に多く見られますが、スポーツをしていない方も膝の歪みにより痛みが出る方もいます。
※『鵞足』:半腱様筋腱、薄筋腱、縫工筋腱が脛骨の近位内側にまとまって付着しています。
この3つの腱を総称して鵞足と呼び、この部分に起こる炎症を鵞足炎といいます。
症状
・膝の内側が痛い
・膝蓋骨周囲の痛み
・腫れている
・膝関節の屈伸が痛い
・圧痛(押されると痛い)がある
なんでなるの?
・オーバーユース
激しいスポーツをすることで、筋肉の疲労がたまっている。
・筋肉に柔軟性がなく、筋肉が硬いことで筋肉の力を発揮できていない。
・同じ動きを繰り返しすることで、筋肉(腱)が骨などにあたり損傷してしまう。
特に、鵞足筋は内側側副靭帯の表層にあり、膝の屈伸運動に伴って側副靭帯のとの摩擦により痛みを生じます。
・股関節、膝関節、足関節の向きが、内側外側と正しい位置になくゆがんでいる。
下記のようなタイプがあるが、どれも鵞足筋を強く引っ張ってしまうため、膝の内側に痛みが出現する。
★ 屈伸したときに、膝が外側に向き、つま先も外側を向く。
★ 屈伸したときに、膝が内側に向き、つま先も内側を向く。
★ 屈伸したときに、膝が外側に向き、つま先も内側を向く。
★ 屈伸したときに、膝が内側に向き、つま先も外側を向く。
どうすればいい?
まずは、身体を休めましょう。
いくらお子さんの回復力が驚異的でも無理やり動けば回復は遅くなります。
疲労している筋肉は、お風呂にゆっくり入り、ぐっすりと睡眠を取る事で回復していきます。
さらに加えるといいのは、
ストレッチやマッサージです。
特に鵞足筋である縫工筋・薄筋・半腱様筋を伸ばして柔軟性を上げることは重要になってきます。
当院では高濃度の酸素の入ったオイル(O2クラフトオイル)でマッサージを行う事で、筋肉の緊張をほぐしていきます。
また、鵞足筋は、股関節にもまたいでついているので、股関節の可動性を高めていきます。
全体のバランスを診ながら治療させて頂いておりますので、膝の痛みでお悩みの方はご来院ください。
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