2015年7月22日 | 捻挫の応急処置 |
こんにちは。
かないわ鍼灸整骨院 副院長の川原です。
猛暑日が続いていますね 🙁
この季節はお身体の不調を訴える方もたくさんいます。
体調管理には気をつけましょう!!
捻挫
今回は捻挫(ねんざ)についてお話しさせて頂きます。
人生で一度くらいは経験するメジャーなケガになります。
メジャーだからこそ、正しい知識や処置を知っている何かと役立つと思います。
〇捻挫(ねんざ)について
捻挫とは、不自然な形にひねることで関節の靱帯や腱、軟骨などが傷つくケガのことです。
関節部分の血管が傷ついて内出血を起こすと、その部分が腫れてきます。
体の、どこの関節にも起こる可能性がありますが、足首や指などに多くみられ、突き指も捻挫の一種です。
スポーツや、転んだり、高齢者が階段を踏み外したりして起こるケースも多くあります。
こうした炎症、傷などの刺激によって発痛物質というものが作られ、痛みが起こります。
〇捻挫をしてしまった場合
まずは患部を固定して十分冷やすことが大切です。
腫れや痛みがひどい場合は整骨院などで診察・治療を受けましょう。
靱帯が切れたり、骨折している場合があります。
*当院の場合、骨折を疑う時は提携の病院に紹介させて頂いております
〇応急処置
応急処置の基本はRICE処置です。
Rest(安静)
痛む場所を動かさず、なるべく安静に過ごしましょう。弾性包帯やテープなどで患部を固定することもあります。
Icing(冷やす)
氷や冷水などで患部を冷やします。
ただし、氷などを直接、長い時間皮膚にあてたままにしておくと、しもやけになることがあるため、
必ずビニール袋などに入れた上からタオルや布などでくるんであてましょう。
Compression(圧迫)
腫れがひどい場合は、内出血が多いことが考えられるため、抑えるために包帯などで軽く圧迫します。
ただし、長時間強く圧迫しすぎると血液循環が悪くなってしまうため、あまり強く圧迫しすぎず、数時間ごとに巻き替えましょう。
Elevation(挙上)
腫れや内出血、うっ血などを防ぐために、患部を心臓より高い位置に挙げておきます。
足の場合は横になってクッションなどに足を乗せておくといいでしょう。
〇捻挫を予防するために
手や足などを捻って関節に無理な力がかかることを防ぐことが必要です。
転んだり、人や物とぶつかったり、階段を踏み外したりという不慮の出来事を防ぐためにも、以下の4つを心がけましょう。
- スポーツ前にはしっかりウォーミングアップしましょう
- サポーター、テーピングを使って足首や指などを守りましょう
- 足にフィットした、歩きやすい(運動しやすい)靴をはきましょう
- 転倒予防のため、病気や姿勢の悪さに注意しましょう
ケガの予防はとても大切です。
ただ、ちゃんと予防をしていてもやはりケガは起きてしまいます。
その時に何をすべきか、どうすると良いのかを知っていると心強いと思います。
ご不明点がございましたらお気軽にご相談下さい。
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